2021年9月2日 (仮訳)中国新産のAlbatrellus属4種 Zheng, H-D. et al., 2004. Four new records in the genus Albatrellus (Aphyllophorales, Albatrellaceae) from China. KSÜ Tarım ve Doga Dergisi. Available at: https://www.mycotaxon.com/vol/abstracts/90/90-291.html [Accessed September 2, 2021] 【R3-08744】2021/9/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国南西部産のAlbatrellus属98標本を検討し、12種を同定した。 そのうちA. citrinus、A. flettii、A. skamanius、およびA. tianschanicusの4種を中国新産種として報告した。 各種について記載文、顕微鏡的形質のスケッチ、類似種との相違点などを掲載した。 (アジア、中国新産種) Albatrellus citrinus Ryman 【よく似た種との区別】 Albatrellus subrubescens マツ科樹木とともに発生する 子実体の色が類似している 担子胞子のサイズが類似している 担子胞子がアミロイド 菌糸にクランプを欠く 本種と異なりトウヒ属ではなくマツ属樹木とともに発生する 本種と異なり砂質土壌に発生する 本種より子実体のサイズが通常大きい 本種と異なり傘が触れると黄色ではなく橙色に変色する Albatrellus ovinus(ニンギョウタケモドキ) トウヒ属樹木とともに発生する 子実体が老成または触れると黄変する 本種より子実体のサイズがずっと大きい 本種と異なり傘が黄色で通常緑色を帯びる 本種と異なり新鮮な子実体が乾燥時橙色になることが決してない 本種と異なり担子胞子が非アミロイド (中国新産種) Albatrellus flettii Morse ex Pouzar 【よく似た種との区別】 Albatrellus confluens(ニンギョウタケ) 顕微鏡的形質が類似している(これによっては識別不能) 担子胞子の形態が類似している 柄基部の菌糸体菌糸にアカントペディアを有する 菌糸の形態が類似している 本種と異なり傘が青緑色ではなく完全に帯橙黄褐色~帯桃黄褐色 Albatrellus caeruleoporus 傘が青色を帯びる 本種と異なり傘が青緑色ではなく完全に青灰色 本種と異なり孔口が類白色ではなく完全に青灰色 本種と異なり菌糸にクランプを欠く (中国新産種) Albatrellus skamanius (Murrill) Pouzar 【よく似た種との区別】 Albatrellus ellisii 孔口が大型 担子胞子が比較的大型 菌糸にクランプを有する 本種と異なり傘が帯オリーブ黄色、帯黄色~帯黄褐色 本種と異なり傘が触れると緑色を帯びる 本種と異なり傘表面が厚く粗い鱗片に覆われる 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい Albatrellus pes-caprae(センニンタケ) 孔口が大型 担子胞子が比較的大型 菌糸にクランプを有する 本種と異なり傘が帯赤褐色~帯褐色 本種と異なり傘表面を繊維状の鱗片が覆う 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい (中国新産種) Albatrellus tianschanicus (Bondartsev) Pouzar 【よく似た種との区別】 Albatrellus cantharellus(アミラッパタケ) 担子胞子がアミロイド 菌糸にクランプを欠く 本種と異なり柄が淡橙色で基部が黒色なのではなく白色 本種より担子胞子のサイズが大きい